子育て・教育


子供って不思議です。親の心どおりに変わってしまう。子供は純粋そのものであるために親の心の在り方がすぐに反映してしまうようです。 例えば私自身のに欲が出てしまったとき(例えばあれが欲しい、これも欲しいとか物に対して欲が出たり(笑))子供があれが欲しいこれが欲しいと口に出します。私はの中で思うだけで口には出していないのに。 特に子供って言うのは繋がっているのですね。 私のが子供にもろに反映しているのに私はそれに気づかず「イラッ」ときてしまって、「そんな贅沢言うな」と怒ったりしてしまいます。自分自身の心が子供に現われているのに。 後で気が付いて、子供に対して自分がとった態度に後悔することがよくあります。 心の中は見えないものなので、口に出したり行動に現わしたりしなければ何を思ってもいいように思いがちですが(私自身)そのの在り方はとっても大切なんですね。
反省。

-*-*-*-*-*-*  羽仁もと子先生  *-*-*-*-*-*-

多くの親となった方々もそうかもしれませんが、私自身、子供を育て行くうえでぶつかるのが、自分の感情との葛藤でした。(今もそうです)
子育てをしていくうえで、心の軌道修正をしてくれるのが、羽仁もとこ先生の本です。 わが子に対し、当たり前のようにとっていた言語行動が、恥ずかしいことだと、はっと目を覚まさせてくれる羽仁先生のお言葉。 感情のままに走らず真剣に子供と向き合うことの大切さを忘れてしまっている自分に、丁寧に教えてくれる大切な本です。
そんな羽仁もと子先生について少し紹介します。
羽仁もと子先生について少ししらべたことを記します。

羽仁もと子

1873年青森県八戸に生まれる。
明治女学校に学び、1897年報知新聞社に入社日本初の婦人記者に。
報知新聞記者羽仁吉一と 1901年に結婚。

1903年「婦人之友」発行
1921年自由学園創立
1930年全国友の会結成

友の会・・・NHKあさイチに、よく、出られ、スーパー主婦として、主婦の知恵を伝授されているのを見たことがあります。

羽仁もと子記念館
青森県八戸大字沢里字古宮35-3


羽仁もと子著作集は、
父の転勤で大阪で暮らしていた時、母が何かのきっかけでこの本と出会いました。
羽仁もと子著作集 家庭教育編(上) 第十巻の中の、「育児のしおり」に書かれてあることを少し説明します。

--子供を愉快ならしむること--
このタイトルのページには、子供を常に愉快にありうるように、ということの大切さを教えて下さっています。
子供が良くない遊びをしていた時にそれをやめさせるやり方も、どのようにすれば、子供のために良いのか。丁寧に教えてくれています。

--子供のなだめ方--
子供のなだめ方について、「怒って荒い声で叱ることはもちろん悪いに違いありません」と書かれているところで、あ〜〜私は、よくやっているなあと思ったことです。でもこの本を読んでから、そういうことはかなり少なくなってきました。
そして、単に泣き止ませるだけを目的に問題をうやむやの間に忘れさせるように、鳥が来たなどと言ったりしてうそ詐(いつわり)等でなだめるのもよくないのですね。これは、これも誰もが一度は経験があることではないでしょうか。
一時をまぎらす(公園に連れて行きましょうとかなんとかいって)のも考えものとのこと。それはわがままを言うことの悪いことをさとらずにすんでしまうのです。

「子供がわがままをいって泣いたりした時には、 やさしく抱き上げて、それはいけませんと、厳格に、けれども丁寧に親切にいいわたして、なお泣きやまないなら、そのまま無言で、けれどもやさしく抱いていると、たいていの場合には、子供の心に、こうして自分を抱いてくれる母親の、喜ばしそうな言葉が聞きたくなり、それと同時になんとなく後悔の念もきざしてくるようでございます」
-- 羽仁もと子著作集 家庭教育編(上) 第十巻 (婦人之友社)--

羽仁先生のこのお言葉に、なぜだかわかりませんが、涙が出てきました。奥が深くて、自分にはまだ理解しきれていないかもしれないとも思いました。 こんな風に育てられた子供は、いろんな逆境や、苦難にぶつかったときにも、乗り越えられる心が育つのではないかなあと、感じます。子育てというのも本当に奥が深いのですね。

--それごらんなさい--
子供が大人の言うことを聞かずにしくじったりしたときによく言ってしまいますね。
高知ではよく、「ほら、みてみい!」などとよく言います。(笑) 羽仁先生は「このようなはしたない言葉は決して子供を取り扱う母親の口にすべきことではないでしょう」とおっしゃっているのです。私は、この言葉にかなりショックを受けました。私の中でそのような感覚が全くなかったからです。自分の心に手を当てて、かなり恥ずかしい思いがしました。はっと目が覚めるというか・・・。
決してとがめるような言い方でなく、事実に照らして諭すように丁寧に言いきかせることの必要を教えてくれます。
--叱られますよ--
私もよく使います。
「お父ちゃんに怒られるでっ」とか「先生に怒られるで」とか・・・
これは子供に無責任を教えるもの、とのこと。 見られてなかったら何をしてもよいと思ってしまうのですね。 道理の説明をして教えてあげる必要があるのですね。

「ただなんとなくそうするのではないと鷹揚(※)にいっても、母親の態度に十分の愛と自信とがあるならば、子供はたいていやめるものです。」
-- 羽仁もと子著作集 家庭教育編(上) 第十巻 (婦人之友社)--

※鷹揚・・・小さなことにこだわらず、ゆったりとしているさま。おっとりとして、上品なさま。

-*-*-*辰巳 渚さんの『子供を伸ばす お片付け』*-*-*-

この本の内容について、最初に次のように述べられてあります。

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何のためにお片付け?

『「お片付け」という具体的な作業を通して、親にも子にも単なるテクニックだけではなく、物とのお付き合いの仕方、家族との関わり方、行動する力、といった、もっとたいせつなことが身につくのではないか、と私は考えています。』
-「子供を伸ばすお片付け」 著者:辰巳 渚 (岩崎書店)-

片付けなさい、とただ叱るのではなく、子どもの能力を分かってあげて、導いてあげることなど、丁寧に教えてくれています。子供もお片付けを通して様々な事が学べるのですね。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

そして、「お片付けには人生の基礎がある」とも書かれてあります。
まず、親(私自身)が、勉強する必要がありそうです・・・・・。

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